法的な問題にお困りの方へのメッセージ
GREETING
争いの裏には感情のもつれや長い人間関係の中で育まれた葛藤、背景があるため、ご依頼者様やお相手にとって納得がいくよう、法的な解決だけではなく心の整理や関係の修復にも配慮しております。「できる限り冷静に話し合いで解決したい」「関係を崩さずに問題に対応したい」といった切実な想いに向き合い、より安心して問題を整理していただけるようアドバイスとサポートをいたします。
ごあいさつ
MESSAGE
粟野 浩之
弁護士
対立を超えて、関係性を育む法務。
これが、私が大切にしている弁護士としての理念です。
私はこれまで、多くの離婚や相続、職場での人間関係やハラスメントといった案件に関わってきました。そこに共通して見えてきたのは、法律の問題として表れている出来事の奥には、必ず「人と人との関係」があるということです。契約の不履行や遺産の分配、就業上の処遇など、一見すると数字や条文で割り切れるように思える事柄であっても、その根底には「信頼が裏切られた」「分かってもらえなかった」「大切にされなかった」という感情や、「安心したい」「尊重されたい」「つながりを持ちたい」といった人としての願いが存在しています。
法律は、その願いや感情を直接扱う道具ではありません。けれど、それらを無視して進めると、かえって争いが深まり、関係が断絶してしまうこともあります。私はそうした場面に数多く立ち会う中で、「法的な正しさを実現するだけでは、依頼者の本当の意味での解決にならない」と強く感じるようになりました。
そこから私が歩んできた道は、法律の枠を広げ、**「対話」**を中心に据えることでした。
対立や葛藤の奥にあるものを丁寧に聴き取り、互いに大切にしている価値や願いを見つけていく。そのプロセスがあってこそ、法律を用いた解決が生きたものとなり、依頼者が「次の一歩」を安心して踏み出せると信じています。
特に、家族の問題や職場のトラブルは、関わる人たちの人生そのものに深く結びついています。離婚においては、単なる財産分与や親権の問題にとどまらず、「これからも子どもとどう関わっていくのか」という大切なテーマがあります。相続においては、遺産の金額を分け合うこと以上に、「親の思いをどう受け継ぐのか」「きょうだいとしてこれからも関係を続けたいのか」といった問いが潜んでいます。職場のハラスメントでは、「自分の尊厳を守りたい」「安心して働きたい」という切実な声があります。
私は、そうした声に耳を傾けながら、法的な道筋を整理し、対話を通じて見えてくる選択肢を依頼者とともに考えます。ときには裁判という形で権利を主張する必要もあります。しかしその場においても、私は「勝ち負け」だけを目指すのではなく、依頼者の人生にとってより望ましい結果をともに模索することを大切にしています。
そのための実践として、私は非暴力コミュニケーション(NVC)を学び、日々の活動に取り入れています。NVCは単なるコミュニケーション手法ではなく、「人は誰もが大切な願いを持って生きている」という視点に立ち、対立の奥にある本質を見出すアプローチです。この視点を法務に取り入れることで、依頼者自身が自分の願いに気づき、相手との関係性をどうしたいのかを考えられるようになります。そしてその気づきこそが、争いを乗り越えたあとの未来を形づくる大切な力になるのです。
もちろん、すべての問題が円満に解決するわけではありません。相手との関係が修復できないこともありますし、厳しい現実を受け入れざるを得ない場合もあります。それでも、「自分の声を聴いてもらえた」「自分の思いを大事にできた」と感じられることで、人は次の一歩を踏み出せるようになります。私はそのプロセスを支えることを、自分の弁護士としての使命だと考えています。
ご相談いただくとき、多くの方が「これは相談するほどのことなのだろうか」「感情的になってしまいそうで不安」と感じておられます。けれど私は、まさにそうしたときにこそ、専門家に話していただきたいと思っています。法律や制度の知識が役に立つのはもちろんですが、第三者に安心して話すことで、自分の気持ちが整理され、見えていなかった選択肢に気づくことが少なくないからです。
ご相談は事務所での面談だけでなく、お電話やZoomでも承っています。形式や方法にとらわれる必要はありません。まずは、今抱えておられる思いや状況をそのままお聞かせください。そこから一緒に、これからの歩みを考えていきましょう。
◆私の強み
①対話を大切にした丁寧なヒアリング
単に法的な主張を整えるのではなく、「本当はどうしたいのか」「どんな未来を望んでいるのか」を言語化するところからお手伝いします。
ご相談の背景には、それぞれの思いやご事情があります。じっくりと耳を傾け、感情や関係性も含めた「全体を整える」ようなご支援を大切にしています。
②納得感のある解決を重視
「勝った/負けた」ではなく、「自分で選び取った」と感じられる解決を重視しています。たとえ法的に有利な立場であっても、ご本人が納得できなければ、後悔やしこりが残ってしまうからです。
私は、現実的な選択肢の中で、できる限りご本人の価値観にフィットした解決を模索します。
③NVC(非暴力コミュニケーション)や心理支援の知見を活用
NVCや心理学、EAP(従業員支援プログラム)などの学びを日々深めており、感情に丁寧に向き合うサポートを心がけています。
離婚、相続、職場の人間関係など、関係性にまつわる紛争では、法律だけでは解決しきれない葛藤が多くあります。
法律と心の両面からアプローチできるのが、私の強みです。
◆略歴・所属
・京都大学法学部 卒業
・弁護士登録:2006年(第59期)
・所属:京都弁護士会-人権救済基金運営委員会
◆これまでの主な取扱分野
・離婚、男女問題(財産分与、親権、面会交流など)
・相続、遺言、遺留分請求(感情のもつれを含む争続対応)
・成年後見(ご本人、ご家族双方の安心感を大切に)
・債務整理(破産、民事再生、任意整理)
・一般民事(交通事故、不動産トラブルなど)
・消費者被害(欠陥住宅、リース被害など)
・刑事事件、少年事件、犯罪被害者支援
◆こんな方におすすめです
・対立や葛藤を、できるだけ冷静に話し合いで解決したい
・感情的なもつれも含めて、丁寧に向き合ってくれる専門家を探している
・家族、パートナー、同僚との関係を壊さずに問題に向き合いたい
・紛争後の人生を気持ちよくスタートできるように整理したい
・弁護士に相談することに、少し抵抗や不安がある
「自分の気持ちをうまく伝えられない」「誰にも相談できずに悩んでいる」
そんな状況にいる方の力になりたいと、心から思っています。
ご相談は、緊張しなくて大丈夫です。
今のあなたのままで、お話しください。
一緒に、あなたにとっての「納得できる解決」を見つけていきましょう。